節約しながら楽しく!猫のおもちゃをカンタン無料で作る5つのアイデア

【猫との暮らし・猫の飼い方】猫を飼う中で日々感じること
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「猫のおもちゃは無料でOK、お金をかけなくてよい」な理由とは

 

高いお金や手間暇をかけても猫が喜んで遊ぶとは限らない…

「猫とは飽きっぽい生き物」だから

冒頭から身も蓋もありませんが…猫はおもちゃに秒で飽きると言っても過言ではないほどすぐに見向きもしなくなってしまいます。数々の新しいおもちゃに(飼い主が)飛びついては秒で飽きられる。もしくは新しいおもちゃを買って、愛猫の喜ぶ姿を想像しウキウキしながら帰宅すると「見向きもされなかった」という、悲しい経験を数え切れないほど重ねてきました。その結果、やっと学習し導き出した結論です。

人間の思い通りになんてならないのが猫

もしやあなたもSNS等で「飼い主がワクワクして買い与えたおもちゃやベッドに見向きもせず、梱包用としてオマケについてきた資材や箱をドヤ顔で使っている猫」を見たことはありませんか?猫ってだいたいアレがデフォルトです。人間の思い通りになんてならないのが猫。そしてそこが可愛くもあります。

高額なおもちゃを買っては見向きもされなかった辛い日々

かく言う私も今まで見栄えもいいおしゃれなおもちゃが欲しいと頑張ってきました。日頃節約を心がけている私ですが、猫さんたちのこととなるとついつい財布の紐が緩みます。

新し物好きも相まって数々のおもちゃやグッズを買い与えてきました。全く見向きもされずションボリした経験も数知れず…。そしておしゃれなおもちゃを買っても喜んでいるのは人間だけで、使われないお飾りおもちゃが溜まっていくのでした。

「映えるおもちゃ」は人間の自己満足

「目新しい」「おしゃれ」「かわいい」「映える」「高かった!」というのは全て人間の自己満足であって、猫さんたちからすると「そこじゃない」のはまぁ当然ですよね。

そういうことがたくさんあってやっと「猫のおもちゃは無料か安価が一番」と思うようになりました。飼い主が手間とお金をかけたから猫が気に入るわけではありません。これは20年ほど猫飼いをやってきた中で見つけた猫の真理ですのでどうしようもありません(笑)。

誰でも手間なく簡単、そして無料の猫用おもちゃを作ろう!

手間とお金を極力かけない

基本的に私は家に転がっているものや無料、または安価で手に入るものだけで作ることを目指します。そして手間がかからないこと。「誰でも簡単にお金をかけず気軽に作れる」これ重要ですよね。

そのくらい猫のおもちゃ手作りのハードルが低ければ、もし猫に見向きもされなかったとしてもダメージが少なく済みます。そしてもともと人間が不要になった不用品で猫のおもちゃを作ることができれば地球環境にも優しいですし、ダメになったときには気軽に捨てられることもメリットです。

うちの猫さんたちが気に入った「無料の手作り猫おもちゃ」をご紹介

猫さんの好みは十猫十色なのでどのおもちゃがささるかわかりませんが、何かしら「うちの子のお気に入り」が見つかるはず。もともと無料の資材や不用品なので遊んでくれなくても惜しくはないですし、きっとどこのお家にもあるものばかりなので気軽に試してみてください。

<ご注意>「猫の手作りおもちゃ」で猫を遊ばせる際は、誤飲や誤食、窒息などの危険を回避するために必ず飼い主さんが見守っていてあげてくださいね。留守にする際は出しっぱなしにせず猫の手の届かない場所へしまいましょう。

猫にとっては「高額でおしゃれなおもちゃ」か「無料でちょいダサなおもちゃ」かなんてことは関係ないのですよね。段ボールだって立派なおもちゃです。

「猫の無料おもちゃ」の素材になるもの

どこの家にもある不要品でOK!

  1. ひも
  2. 空き缶の蓋、ガチャガチャの容器
  3. 履き古した靴下などの下着類
  4. 袋(ビニール袋、紙袋)
  5. 箱(段ボールなど)

1.ひも

紐はどんなものでも良いですが、猫の爪がひっからないようなものが望ましいです。(猫の爪はひっかりやすく無理に引っ張ってしまうと怪我の恐れもあります。)

我が家で最強の紐おもちゃは「無印良品」で枕やクッションカバー等の布アイテムを買った時に商品を縛るためについている白い紐。今まで幾多の紐付きねこじゃらしを買い与えてもすぐに飽きられていましたが、この紐は今のところ最強アイテムです。

ひもが好きな猫は多い

全員が気に入るおもちゃというものは大変珍しいのですが、紐はうちの猫たち全員のお気に入りです。特に長女猫のパンナは大のお気に入りで、隠しておいても見つけてきてはこの紐を咥えて私の足元へ持ってきます。

無印良品の商品を購入した時についてきたものなので無料ですし、何の加工もしなくても優れた威力を発揮する無料の猫用おもちゃです。

2.空き缶の蓋、ガチャガチャの容器

何かの蓋やガチャガチャの容器などはコロンと転がすことができるので良いおもちゃになります。蓋はどんなものでも良いですが、円形で少し高さがあるものが良いと思います。

小さすぎるものは誤って猫が誤飲する恐れがあるので使用しないでください。猫の口に入らない程度の大きさは最低限必要です。私が以前作った簡単おもちゃを1つ紹介します。

誰でも簡単!5分でできる「猫のコロコロおもちゃ」の作り方

<材料>不要なスプレー缶の蓋、鈴、セロテープ、紙と鉛筆

猫が転がして遊ぶタイプのおもちゃです。今回は不要になったスプレー缶の蓋を使いました。鈴はいらなくなった首輪から外したものです。鈴がない場合は小石や小さなクリップ等、何かカシャカシャ音がすれば何でもOKです。写真のピンク色のものは使い切って不要になった「スプレーのふた」です。どんなものでも構わないけど猫の口より大きくかつ、そんなに大きくない方が遊びやすいと思います。

1)適当な紙を用意してふたの形(円形)をなぞります。

2)円形を切り取ります。

3)鈴をふたの中に入れます。

4)切り取った円形で閉じて、テープで貼ってできあがり!

おもちゃを作っていると途中で猫さんたちが興味を持って見にくる(邪魔しにくる)かもしれません。作ったおもちゃは最初は飼い主さんが動かしてあげたりして興味を惹くようにすると一人で遊んでくれるようになります。(残念ながら全く相手にされない場合もありますが、めげすに愛猫の好みを探りましょう!)

さっそくパンナさんがやってきました。ひとりで転がして遊んでくれます。

3.履き古した靴下などの下着類

飼い主からすると「こんなゴミがなぜ好きなんだろう…」と思うようなものが猫の心を鷲掴みにすることがあります。我が家でも私が履き古した靴下(洗濯済み)を丸めて作ったケリケリがパンナの一番のお気に入りです。

数々のかわいいケリケリを買い与えたのですが、彼女はそれらに見向きもせず、今も相変わらずNo.1ケリケリの座を欲しいままにする私の古靴下ケリケリ…どの写真を見てもいつもこのケリケリをキックしている姿が映っています。ここまで気に入ってもらえると作った甲斐がありますよ。

※ここでは「履き古した靴下」を使用しました。布であれば何でも良いと思いますが、布帛(Yシャツやデニム等の伸びないもの)よりかは伸縮性のある布(靴下、Tシャツなど)の方が作りやすいと思います。

ケリケリボール

<材料>古靴下(洗濯済み)1-2足分(短い靴下ならば2足)

片方の靴下を丸めてもう片方の靴下の中に入れる。何となくボール状に形を整えて(いびつでも気にしなくてOK)、靴下の口の部分を縫いとめる。縫うのが面倒な方は紐で結んでも良いですがケリケリされているうちに解けてしまうので縫う方が良いと思います。(ほんの数センチ縫うだけなので裁縫が苦手でも大丈夫なレベルかと思います)

もう何年もケリケリはこれ一筋というお気に入りっぷり。

4.袋

ビニール袋、紙袋

ビニールや紙袋は猫が大好きなアイテムです。袋自体をカシャカシャさせて音をたててみたり、袋の中に猫が好きなおもちゃを出し入れして興味を引いて遊びます。

遊ばせ方に注意が必要

この時、必ず飼い主さんが見ている状態で遊ばせてください。特にビニール袋の中に猫が入って遊ぶ場合、窒息の危険がありますのでひとりで遊ばせず見守るようにしてください。

5.箱

段ボールなど(紙以外にプラスチックでも藤カゴや布製でも)

猫は言わずと知れた「箱好き」です。どう見ても入れないだろうと思うような箱にも果敢にチャレンジするのが猫。そして何とか入ってしまうのが猫です。ただ単に段ボールを置くだけでも猫の格好の遊び場兼ベッドになりますが、一工夫してあげると猫も飼い主も楽しめます。

作り方と遊び方の工夫

猫が入るのに適当な大きさの段ボールを組み立てて、段ボールのところどころをカッターでくり抜き、猫が中に入ったらそのくり抜いた窓から猫じゃらしや紐などを出し入れしてやると食いついてきます。(この時も「何を作っているの?」と好奇心に駆られて猫が偵察しにくるかもしれませんが、くれぐれもカッター作業には気をつけて注意しましょう。)

また段ボールの中には「猫の爪研ぎとシンデレラフィット」する大きさのものがあります。Amazonでたまにこのサイズが発送されてくることがありますが、市販されている猫の爪研ぎのほとんどのものと相性が良く、そのまま入るので研ぎカスが散らからなくて重宝しますよ。

シンデレラフィットが気持ちいいAmazonの箱。もちろん注文時についてきたので無料です。

 

「猫のための無料手作りおもちゃ」は人のためにも優しい!

そもそも飽きっぽい猫がおもちゃに飽きないコツはある?

最後に、ここまで読んでくださった方に伝えたいのは「猫のおもちゃは隠して!」ということです。猫が気に入ったおもちゃで遊んだ後、そのまま出しっぱなしにしている方はいませんか?これはすぐに飽きられてしまうもとです。ひとしきり遊んだら猫の目の届かない(自分では見つけられない)場所へおもちゃをしまってください。

常に新鮮さを感じてもらう

日頃その辺に転がっている(=見慣れた)おもちゃには猫はすぐに飽きてしまいます。極力、ひとつのおもちゃで遊んでくれる期間を長くするためには「新鮮さ」を感じさせておくことが大切です。猫のおもちゃ箱を用意して遊び終わったらおもちゃをしまっておけば、また忘れた頃に出すと食いついてきます。

とはいえいずれは飽きてしまう気まぐれな猫さんたち。だからこそ不用品をリサイクルした「無料の手作りおもちゃ」の出番です。いろいろなおもちゃを買ってあげてもあまり遊んでくれなかった子が、自分が工夫して作ったおもちゃを気に入ってくれたときの喜びはひとしおですよ。

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