実体験【マンション・アパート<賃貸>で猫を飼いたい人に】オススメの猫種は?

【猫との暮らし・猫の飼い方】猫を飼う中で日々感じること
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マンション・アパートで猫を飼いたい!<賃貸で猫を飼いたい人へ>おすすめ猫種は「ロシアンブルー」

「ロシアンブルー」が賃貸物件にオススメの理由

賃貸住宅で「これから猫を飼いたい」「いずれ飼いたい」と考えている方へ、マンション・アパート飼育のオススメは「ロシアンブルー」

うちにはこの秋で13歳を迎えるロシアンブルーの猫(シアン・オス)がいます。かれこれ13年前、念願叶って生まれて初めて猫を飼うことになった私は、当時都心のマンション住まいでした。

その時にネット検索で「マンション飼育に最適」と出てきたのが「ロシアンブルー」だったのです。当時は猫についての知識や経験もほとんど無かったので、ひとまずそれを鵜呑みにして片っ端から都内近郊のペットショップをまわり、出会ったのがシアンでした。

13年シアンと一緒に暮らし、ロシアンブルーが「マンションで飼うのに向いている」と言うことがよくわかりました。パンちゃん(2匹めとして迎えた雑種のメス)を迎え、多頭飼いになったことで比較してわかったことも多いのですが…

パンナにボールを投げられてちょっかいをだされても、涼しげな顔をしています。かなり忍耐強い性格でもあります。

「ボイスレスキャット」といわれる「ロシアンブルー」

おすすめの理由はいくつかありますが、最大のポイントは「ほとんど鳴かない」ということです。たまに鳴いたとしても「鳴き声が小さい」ので、ご近所に聞こえることはほぼないと思います。

実感としては本当に驚くほど鳴かないです。「猫ってこんなに無口なの?」と思うくらい・・・他にもう1匹飼ってみて痛感したのですが、彼女はよく鳴き、声も高くいわゆる「鈴のような猫らしい声」です。

猫なんだから可愛い声で「ニヤーニャー」言って欲しい〜!と思う方にはむしろロシアンブルーは不向きです。

おとなしく繊細な「ロシアンブルー」は運動量も少なめ

また、運動量も他の子に比べて少ないように思います。遊び方もやんちゃというよりはやんわりしています。これは慎重で少々神経質(ビビリ屋さんな子が多いようです)なロシアンブルーの性格と関連があるかもしれません。

これはうちのシアンの事例ですが、シアンが子猫時代に使っていたおもちゃ(猫じゃらしやボール、おきあがりこぼし等)は最近までかなりキレイな状態で保存されていました。要するにおもちゃをあまり使わなかったということです。

これら同じものをパンちゃんに与えてみたところ、全て数日で壊してくれました。同じ「猫」なのに、こうも違うのかと驚きましたが…

猫を飼うためには「ペットショップ以外」から受け入れる選択肢も

猫の里親制度、譲渡会などから引き取り手のない<保護猫>を迎え入れる

さて、ここまでかなりの「ロシアンブルー推し!」をしてきました。しかし、これから猫を飼うことを検討されている方には「他にもいろんな選択肢があること」お知らせしたい…!

私が初めて猫を飼った時(ロシアンブルーのシアンと出会った当時)には、今のようにたくさんの情報はなかったので、「猫を飼う=ペットショップ」という図式しか知りませんでした。

しかし今では猫の里親制度、譲渡会などから引き取り手のない猫をもらい受ける仕組みも整っています。海外ではペットショップでの生体販売が制限されている国もあるので、保護された猫を譲渡されることが一般的のようです。

譲渡会では保護猫団体スタッフの方から猫の情報が得られる

実際に譲渡会に参加するメリットは目の前で猫ちゃんに会って、保護している保護団体のスタッフから話を聞けることです。保護猫をお世話しているスタッフから、その猫ちゃんの特徴を聞いて自分や家族との相性を図ってみることができます。

ミックス(血統書付以外の雑種猫)の子たちはそれぞれ固有の特徴があって、純血種のように「一概にこういう傾向がある」という判断はできません。そのため鳴き声の大小や頻度などはその子によるのです。

そう言った生の情報を聞いて相性を図ったうえで、トライアル(お互いの相性やお世話がきちんとできる家庭か等)を経て実際に譲渡となります。

純血種には特有の病気が出やすい傾向も

ペットショップやブリーダーから手に入れるまた純血種(血統書付きの出生のわかっている種。「ロシアンブルー」以外にも「アメリカンショートヘアー」、「スコティッシュフォールド」等、種別として確立されている猫)には純血種の、Mix(雑種)にはMixの、それぞれ良さ・弱点もあります。

例えば純血種はその姿形に個別の特徴(スコティッシュなら垂れ耳、マンチカンなら短足等)を持たせるため、特定の遺伝子を持った子猫が生まれやすいよう配慮された交配が成されています。

そのため、それぞれの種に特有の弱点(心臓に疾患が出やすい、腎臓病リスクが他の種より高い等)が出やすくなるようです。

我が家のシアン(ロシアンブルー・オス)も10歳で糖尿病を患うこととなりました。看病はもちろん必要でこれも含めて猫を飼う人の責任です。純血種だから必ず病気になるわけでも、雑種は病気にならないわけでもありませんが、総じて雑種の方が丈夫だと言われる傾向にあります。

お互いの相性は大切。後悔なく愛情ある終生飼育を

一概にペットショップからの購入を否定するわけではないし、譲渡会の条件は結構狭き門らしいので誰しもが猫を譲り受けられるわけではないでしょう。

しかしどんなルートで猫を迎えたとしても、「愛情を持って最期まで責任を持って育てる」ということだけは絶対条件です。迎え入れてから「こんなはずじゃなかった」はあり得ません。

終生飼育(生涯にわたって看取るまできちんとお世話すること)を約束できない方は猫を飼ってはいけないのです。

「これから猫を飼おう」という方が、ご自身の性格やライフスタイル等を考えた上で、猫さんとのベストな出会いがあるといいなと思います。長い時間一緒に暮らす家族になるのですから。

猫と暮らす私の実感として、心から言えるのは「猫って本当にいいですよ」ということ。どうか素敵な「しあわせ猫暮らし」を楽しんでくださいね!!

「トムとジェリー」のよう。(どちらも猫ですが…)眠いときは特にとっても仲良しです。

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