猫を飼えないが「猫とふれあいたい場合」にできる6つのアイデア

【動物愛護・猫をとりまく問題について考える】保護猫活動など
この記事は約14分で読めます。

「猫を飼いたいが事情があって飼えない人」が猫たちと繋がり、双方が幸せになれる方法を考えてみた

 

  1. 猫を飼いたいが飼えない事情を抱えた人が猫とふれあう方法とは
  2. 1. 猫動画を見る
    1. YouTube等の猫動画は「猫のため」に作られたものと「人間本位」のものがある
    2. 「猫のため」になる「猫本位」の動画とは?
  3. 2. 猫カフェに行く
    1. 「猫カフェ」にも「猫のため(共生)」か「人間本位(金儲け)」かのタイプがある
    2. 猫カフェを「金儲けタイプ」か「猫助けタイプ」か見分ける方法は?
  4. 3. 保護猫活動をしている企業や団体・個人に寄付をする
  5. 4. 猫イベントに行く
    1. 大規模イベント
      1. 大規模イベントのメリットと醍醐味
    2. 中・小規模イベント
      1. 中・小規模イベントのメリットと醍醐味
  6. 5. 近所の外猫さんを見守る
    1. 「野良猫」の定義って何?
    2. 野良猫は自由気ままなんてウソ。寿命も短く過酷な暮らし
    3. 目をかけて見守ることで、外猫さんと良い関係になり猫助けもできる
    4. 虐待かも?と思ったらぜひ勇気を出して行動を
  7. 6. 猫ボランティア活動をする
    1. 私がチャレンジした簡単で楽しいボランティア
    2. 「猫ボランティア」をやってみたい時は何をすればいい?
  8. 結論:猫が飼えなくても猫と触れ合えるし「猫助け」の方法はたくさんある!
    1. 猫を飼える/飼えないことと「猫が好きな気持ち」はまた別の話
    2. 「猫を飼いたくても飼えない辛さ」と「猫と暮らすことの素晴らしさ」のはざまで

猫を飼いたいが飼えない事情を抱えた人が猫とふれあう方法とは

「猫が好きで飼いたいけど飼えない…」そういう声を聞くことが多くあります。アレルギーがあったり、住宅事情や家族のことだったり、理由はさまざまだと思います。

猫と暮らすことはとても楽しく、尊いと私は思っています。しかしそこにはやはり命を預かる責任が伴います。猫を飼っていることによって諦めなければならないこともあります。状況が許し、最期まで愛情を注ぐことができる方にはぜひ猫との素晴らしい暮らしをおすすめします。

しかし飼うことだけが猫を愛する方法ではありません。ともに暮らさずとも猫とつながり、猫に愛情を注ぐ方法はたくさんあります。このブログは「猫と人の共生」をテーマにしていますので、人が一方的に猫を愛玩対象とするのではなく、猫も人もともに幸せになれる方法を提案したいと思います。

1. 猫動画を見る

YouTube等で猫動画を見て癒される…これは一番身近で手軽に猫成分を摂取できる方法として優れていると思います。かわいい猫たちの姿は見ているだけで時間が溶けますね。YouTubeは見るだけで動画作成者の収益になるので、保護猫活動をしている企業や団体、個人の援助もできます。

YouTube等の猫動画は「猫のため」に作られたものと「人間本位」のものがある

ただし人気がある動画の「スター猫」の飼い主にもたびたび炎上する人がいるように、一部YouTuberの中には商売として猫動画を作成している人たちもいます。猫を金儲けの道具としか考えていないと批判されて炎上するような動画をあげる人もおり、企業とコラボして写真集やグッズを出しているからといって、必ずしもそれが猫のためになっているというわけではありません。

「猫のため」になる「猫本位」の動画とは?

せっかく見るなら「猫助け」ができる「猫本位」の動画を見たいですよね。猫を助ける活動をしている場合は動画の中やプロフィール、概要欄でお知らせがありますのでわかるかと思います。癒されながら猫助けもできる一石二鳥です。

2. 猫カフェに行く

猫を飼えない人が猫と触れ合える場所と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「猫カフェ」ではないでしょうか。私も何度か行ったことがありますが、いろんな性格の猫ちゃんたちに会えて猫好きにはたまらなく癒されるスポットです。

「猫カフェ」にも「猫のため(共生)」か「人間本位(金儲け)」かのタイプがある

「生き物を扱う商売」である以上、猫主体ではなく人間の金儲けに軸足が置かれるようでは困ります。実際にとある有名な猫カフェ(都心部に数店舗を構えている。ここではMとします)のずさんな動物飼育体制がニュースになったことがありました。

猫カフェMでは病気の猫を治療しないまま放置し、感染を広げた結果多くの猫が命を落とすことになりました。猫カフェMは氷山の一角で、猫カフェブームに乗って「猫のことはよく知らないが商売になりそうだから」と血統書付きの猫たちを仕入れて開店した結果、経営に行き詰まり手に負えなくなって保健所へ持ち込んだり遺棄したという話を聞きます。

猫カフェを運営するにはかなりの資金がかかりますから、店舗を借りていれば家賃、光熱費、人を雇っていれば人件費、猫たちの餌や猫砂など消耗品費、そしてもちろんお客さんへ提供する商品(飲食物、物販の仕入れ費用)等々。これらがうまく回転しなければ運営自体ができなくなってしまいます。

猫カフェを「金儲けタイプ」か「猫助けタイプ」か見分ける方法は?

これらを見分けるには商売としてやっている側面と「猫助け」としてやっている側面のどちらが強いかを見ることです。「広告にお金をかけていそう(美しいデザインのポスターやチラシ、CM等をよく見かける)」「血統書付きの猫のみを飼育している(保護猫を受け入れない)」というような傾向の猫カフェは「金儲け」のために運営されている場合が多いです。

もちろん本当に猫たちの助けになればと一心に願って運営されている猫カフェもたくさんあります。これらはきちんと店内や猫がいるスペースが清潔に保たれていて、必要以上に有料でおやつをあげさせることはせず(決まった時間に決まった量をあげる仕組み)、猫の健康とお客さんの快適のバランスを保とうと努力している様子が見て取れます。

保護猫だから血統書付きだからという視点だけでは語れませんが、保護猫カフェであれば譲渡を目指して「猫とお客さんのマッチング」を目的とするところもあり、直接「家のない猫」を減らすことに繋がります。実際に店舗に足を運んで、猫たちの様子はもちろん、働くスタッフや店内の様子を観察してみると良いと思います。

お気に入りの店が見つかれば、そこへ通うことで猫助けになり、人も癒されるというHAPPYが訪れますね。

3. 保護猫活動をしている企業や団体・個人に寄付をする

●公益財団法人どうぶつ基金の保護猫チャリティグッズ https://store.shopping.yahoo.co.jp/doubutu-kikin/search.html

こちらでかわいいオリジナルグッズや毎年年末にはカレンダーを何冊か購入しています。売り上げが保護猫たちへの寄付になるのですが、いわゆるチャリティっぽい商品ではなくデザインもシンプルで使いやすいものが多く、カレンダーも大小ともに素敵です。

●Amazon:アマゾンの保護猫・保護犬団体支援の取り組み「保護犬・保護猫 支援プログラム」

保護犬・保護猫 支援プログラム - Amazon.co.jp
動物保護施設で飼い主を待っている犬や猫を「ほしい物リスト」から支援しよう。獣医師によるお悩み相談、寄付金控除も。

通販大手Amazonも「保護犬・保護猫 支援プログラム」という保護犬・保護猫への寄付を受付ています。こちらのメリットはAmazonユーザーならおなじみの「ほしいものリスト」のシステムによって簡単に支援が行えることです。なおかつ相手(保護猫団体の方)が「実際にいま必要としているもの」を選んで「ほしいものリスト」を作成しているので、ダイレクトに応援できている感が良いと思います。

●ペットのおうち「おすそ分けプロジェクト」

ペットの保護活動をみんなでサポート「おすそ分けプロジェクト!」
累計ペットフード提供量2トン突破!ペットのためのセーフティネット「ペットのおうち」がお送りする保護活動支援企画「おすそ分けプロジェクト!」対象商品やサービス利用の売り上げから支援物資を購入し、全国の保護活動団体に提供するプロジェクトです。

私と我が家の猫たちもここから「ネスレ ピュリナワン」のキャットフードを定期購入しています。キャットフードは必ず購入するものですので、多少でも保護猫たちへの寄付(おすそわけ)ができるなら良いなと思い選んでいます。定期的に「おすそ分けの報告」がメールで届きます。

●猫の腎臓病薬の開発を行う東大教授「宮崎徹先生」のAIM研究へ寄付

私も微力ながら少しだけお手伝いさせていただきました。猫の腎臓病と猫の腎臓病薬の記事もよろしければ併せてご覧ください。

「猫が30歳まで生きる日」を読んでー糖尿病で猫を亡くした私が感じたこと https://toramin.com/archives/1336

4. 猫イベントに行く

全国各所で大小さまざまな猫イベントが開催されています。主催が個人の趣味の集まりのような小規模なものから、企業主催の大規模なものまでいろいろあります。

大規模イベント

例えば次のようなイベントです。

●Pet博

2022-2023年にかけて大阪、横浜、静岡、幕張、名古屋で開催。幕張メッセ:2023年5月3日(水・祝)~5日(金・祝)、ツインメッセ静岡:2023年9月16日(土)~18日(月・祝)

Pet博
国内最大級のペットとペット関連用品の総合イベント!かわいいペット・珍しいペットの展示、ペットフードや関連グッズなど多くの企業の出展ブースとともに、ペットファンが楽しめるイベントやコーナーも満載!

●インターペット

2023年は東京と大阪で開催。東京会場:3月30日(木)〜4月2日(日)、大阪会場 2023年6月16日(金)〜18日(日)

メッセフランクフルト ジャパン (株)

大規模イベントのメリットと醍醐味

「ペットにまつわる新商品や最新情報」をゲットできたり、おやつやおもちゃ、アパレル、インテリアの商品をお得なセール価格で買えたりすることです。各会社やメーカーは在庫処分として自社製品を破格で販売したり、新商品の無料サンプルを配布することもあります。また有識者によるペットをテーマとした内容のトークショーで興味深い話を聞くことができます。

ペットを取り巻く様々な社会問題などを学ぶこともできるので、私も毎回新鮮な気持ちで参加しています。プログラムのタイムテーブルは事前に発表されており、自分の関心のある内容を選んで聴講できます。

対象ペットの種類は犬・猫が一番多いですが他にうさぎやハムスター、小鳥などの小動物や魚、最近では爬虫類のコーナーも見かけました。会場はペット同伴可能のところも多いので、犬(猫をカートで連れている方もたまにいます)を連れてきている方が多いです。入場料が1400円程度〜かかりますが、動物が好きな方なら純粋にイベントとして十分楽しんで元が取れると思います。

中・小規模イベント

NPOや個人が主催するイベントなど、前述の博覧会規模のものよりもこじんまりしたイベントも全国各地でたくさん開催されています。これらのイベントの良さは「アットホームさ」や「手作り感」。会場も公共の公民館だったり地域センターのような地元密着の小規模スペースが多いです。実際に足を運ぶと雰囲気の違いがよくわかりますが、フリーマーケットやバザーのような雰囲気です。

中・小規模イベントのメリットと醍醐味

大規模イベントの出店者のほとんどが企業なのに対して、こちらは個人の方も多いので売り子さんとの距離感が近い感じです。全員が猫好きなので売り子さんと猫トークで盛り上がったりもします。実際にご本人が作成したハンドメイド商品を販売していることも多く、世界に1つの宝物に出会える楽しみもあります。作家さんによる展示など猫アートを見て楽しめるイベントもあります。

またこれらのイベントは地域行政や保護猫団体・NPOなどが主催に携わることも多く、テーマ・目的の1つとして「保護猫活動」があります。イベント開催が保護猫の認知やイメージ向上・保護猫活動の資金確保に役立っており、実際に当日会場で譲渡会が行われていることも多くあります。

●にゃんフェス 2023年4月23(日):東京・上野

●にゃんだらけ 東京・大阪・名古屋で開催 2023年4月8日(土)・9日(日):東京・浜松町

●ねこまつりat湯島 2月・9月に開催:東京・湯島

●ちよだねこまつり 東京:定期的に開催

●ねこ休み展 全国で季節ごとに開催

これらは一例です。すでに終わってしまっているイベントも定期的に開催されていることが多いです。このほかにも全国でたくさんのイベントが開催されていますので、ぜひ「猫 イベント」で検索してみてください。都市名や地域名も入れて「猫 イベント 東京」や「猫 イベント 関西」などと検索すればご近所で開催されるイベントと出会えるかもしれません。

5. 近所の外猫さんを見守る

「野良猫」の定義って何?

最近都心部では以前ほど「野良猫」をみかけなくなったと思います。それは「地域猫活動」と言って、野良猫(特定の飼い主がいない外猫)を捕獲し、TNR(避妊去勢手術を施して、もとの場所に返すこと。これ以上帰る場所のない猫を増やさず、一世代の生を全うするためという趣旨)をしているからです。

野良猫(という名前も個人的には好きではありませんが)たちは、好きでそのような立場になっているわけではありません。もともとは飼われていた猫が捨てられたり無秩序・無責任な餌やりをして避妊去勢をしなかった結果、増えすぎてしまった猫たちが外で暮らすことを余儀なくされている結果です。

「飼い主がいない猫」と言っても、野良猫(特定の飼い主がおらず人間の保護下にない外猫)、地域猫(一般にTNR済みの印として耳にV字カットがあり、その地域の保護猫活動家が場所や時間等ルールを決めて餌やりなどの見守りをしている)と保護猫とはそれぞれ抱えている問題が違います。

その呼ばれ方で明確な定義と棲み分けが決まっているわけではありませんが、すべて特定の飼い主がいない猫たちです。特に住む家のない外猫に関しては異常者による虐待の被害に遭いやすかったり、交通事故で亡くなる確率も高いのが現状です。

野良猫は自由気ままなんてウソ。寿命も短く過酷な暮らし

野良猫は「自由気ままでいい」などと言う人がいますが、それは猫たちが外で生きていくことの過酷さを知らないから言えることです。美味しいご飯と新鮮な水、快適な温度の寝床が補償されている飼い猫に比べ、野良猫は餌も飲水の確保も自分でしなければなりません。運良く安定的な餌場を確保できた子はまだしも、そうでない子たちはゴミ箱を漁ったりネズミやトカゲ、虫などを獲って食べています。炎天下の真夏も氷点下の真冬も外でやり過ごさねばなりません。

また外猫(飼い猫で完全室内飼いではなく、外出可にしている子も含む)は交通事故死がとても多いのです。そして何より、そんなひどい状況の猫たちを狙って虐待する劣悪な人間もいて凄惨な事件は後を立ちません。人懐こい子は連れ去られてひどい目にあったり、餌場に毒餌を撒くような輩もいます。

野良猫は飼い猫に比べて、そのような過酷で辛い状況におかれています。その証拠に飼い猫の平均寿命は15年ほど、野良猫は3〜5年程度と言われています。これが野良猫の現実です。

目をかけて見守ることで、外猫さんと良い関係になり猫助けもできる

外で猫さんを見かけたらそっと見守ってあげましょう。そして注意深く、観察してみてください。たまに見かける外猫さんが今日も元気にしていてくれたなと思うと、なんともホッとするような気持ちになります。声をかけたりしていると、そのうちに外猫さんの方もなんとなくこちらを覚えてくれたのかな?と感じることも。

ただしつかず離れず、見守る姿勢がいいのかなと思います。完全に飼い主がいないとわかった子を引き取る覚悟と準備ができれば別ですが、そうでない場合は見守ってあげることがその時できる最善の猫助けになると私は考えます。

虐待かも?と思ったらぜひ勇気を出して行動を

外猫だと思っていても実はどこかで飼われている子が外出しているだけだったり、半外猫で餌やりさんがいる場合もあります。無責任にあちこちで餌付けするようなことは控えねばなりません。なぜなら結局はその猫さん自体を危険に晒す行為だからです。人懐こい猫ほど異常者のターゲットになってしまうのです。

虐待は異常者が外からやってきて行う以外に近所の住民が糞尿や鳴き声がうるさい等の被害感情から引き起こす場合もあります。

自分のお家の子ではなくても日頃から様子を気にかけていると変化に気づくことがあります。もしもケガをしていたり様子がおかしい子がいればその時には見守りから「行動」へ移してください。虐待を見た場合には警察へ通報を。虐待かも?と疑った場合は地域の通報窓口、猫を保護できる場合はそのまま動物病院へ連れて行き獣医さんに診てもらうことで判断・通報してもらうことができます。

その勇気ある行動が猫さんの命を救うことになるかもしれません。外猫さんを見守ることは大きな猫助けにつながります。

6. 猫ボランティア活動をする

これはもしかすると始めはちょっと勇気がいる行動かもしれません。興味はあるけれど自分にできるだろうか?と…

私も以前はそうでした。今は仕事が忙しくなり猫ボランティアに参加することもなくなってしまいましたが、以前、興味を持ってチャレンジしてみたことがあります。(ご興味のある方は過去記事も読んでいただけたら嬉しいです)

私がチャレンジした簡単で楽しいボランティア

私が行ったボランティアは「猫イベントでの売り子」「保護猫施設での簡単な手伝い:雑巾用の布を切るだけ」など、猫ボランティアが初めてでも簡単にできる内容でした。1日体験などもあり、その日集まった人たちで輪になって座り、思い思いの猫話に花を咲かせつつ作業していたらあっという間に終わってしまった記憶があります。

かわいい保護猫さんたちに囲まれながら猫好きの人々の中で猫助けをする尊い時間でした。そこで知り合った方達とは何度か保護猫ボランティアでお会いする機会もあって、たまに飲み会などがあったりしました。猫好きの仲間を作りたい方にもおすすめかもしれません。

「猫ボランティア」をやってみたい時は何をすればいい?

これらの募集は保護猫団体や施設のHPやメルマガ、SNS等で募集していることが多いです。気になる方は「保護猫 ボランティア」と「ご自身の希望する地域名」などで検索してみるといいかと思います。まずはどれくらいのお手伝いができるか自信のない方も一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。できることから、はじめの一歩です。

●東京キャットガーディアン

私も以前ボランティアで伺ったことがあります。ボランティアの受け入れに慣れている印象。代表の女性が個性的でインパクト大の方です。こちらもグッズ購入やyoutubeチャンネル視聴での支援もできます。

●ネコリパブリック

やり手の若い女性代表が頑張っていてメディアへの露出も多い印象。どんどん新しい保護猫の仕組みを生み出している風雲児という感じです。物販での猫助けもできます。グッズもいかにもチャリティではないオシャレで洗練されている雰囲気。

このほかにも全国にはたくさんの保護猫施設があります。ぜひご自身にあったところを見つけて楽しみながら(でもお客さんとして遊びに行くわけではないので一定の節度と責任感を持ちつつ)、猫さんたちのお世話をしてあげてみてはいかがでしょうか。

結論:猫が飼えなくても猫と触れ合えるし「猫助け」の方法はたくさんある!

猫を飼える/飼えないことと「猫が好きな気持ち」はまた別の話

私も子供時代は親が許してくれず、数十年我慢して大人になり始めて猫を飼うことができましたし、知人には猫好きなのに猫アレルギーの方もいます。住宅や家族などさまざまな事情で「飼いたいけど飼えない」ことがありますし、その気持ちはよくわかります。

だからこそ想いは募ることもあります。四六時中一緒にいて暮らすことにも喜びはたくさんありますがその分、命を引き受けることの重みも伴います。そして別れの日も必ず来ます。お金もそれなりには必要です。もちろん「衝動買い」するような類のものでは絶対にありません。

「猫を飼いたくても飼えない辛さ」と「猫と暮らすことの素晴らしさ」のはざまで

猫と暮らすことは幸せなことなので、それができる方にはぜひともおすすめしたい気持ちはあります。あまり仰々しく堅苦しいことを言うのは気が引けますが、ご本人の気持ち(覚悟と責任)と環境(状況)がセットで伴わないのであれば飼うべきではないと私は思います。

飼ってから「やっぱり自分には無理だった」という状況だけは避けなくてはなりません。それは猫もご本人も最大の不幸だからです。

子供時代から長年「猫を飼う生活」に憧れ、大人になってから叶い20年以上の猫飼い生活をしている私だからこそ「猫を飼いたくても飼えない辛さ」も「猫を飼う、猫と暮らすことの素晴らしさ」も痛いほどわかります。

「今は猫を飼えない」という方はぜひ「今できる」猫さんたちへの愛情表現をしてあげてください。この記事が少しでもそのヒントになればうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました