【猫用消臭剤の使用レビュー】猫は臭いのか?猫がいる家の消臭と掃除を考える

【猫グッズお試しレポート】猫のおもちゃ・100均グッズ・フードなどを使ってみた
この記事は約10分で読めます。

猫を飼っている家の臭い…臭いと感じたことありませんか?

よそのお宅にお邪魔した際「あ、よその家のニオイだ…」と感じたことがありませんか?自宅でも1日留守にしていた日に、帰宅して玄関を開けるとなんとなく何かのニオイがこもっていたりしますよね。梅雨になるとジメジメして余計に不快に感じる。特に生き物を飼っているお家ではこの傾向は顕著で、臭いに加えて衛生状態も気になるところです。そうはいっても、特に猫は室内で放し飼い(完全室内飼い・外出する猫ともに)のケースの方が多数でしょうから気になる方も多いのではないでしょうか。

 猫は居場所を「清潔・不潔」ではなく「快・不快」で選んでいる

かく言う我が家の猫たちも暑くなると「玄関のたたき」で寝てしまいますし、所構わず床でスリスリしています。猫トイレで猫砂をカキカキしてそのまま布団の上に上がってくることもあります。猫はもちろん人間のような「ここは汚い、ここはキレイ」なんて感覚で居場所を選んでいるわけではなく、「快・不快」にしたがっているだけなのです。ですから、「人間がここには入ってほしくない」という場所に猫がいるからといって、猫に言い聞かせてもムダですし、ましてや怒るのは逆効果です。

一番理想的なのは猫にとって居心地のいい場所が、人にとっても居心地の良い場所であることですよね。

猫は本来、無臭な生き物

猫って基本的に無臭なんですよ。犬などは独特のケモノ臭がするので、定期的なシャンプーが欠かせませんが(これは良し悪しではなく、その生き物の特性なので当たり前のことです)、猫は本来、肉食のハンターであり、群ではなく単独行動で餌をとる生き物ですので自分から周囲に臭いを振りまくようなことはしません。臭いや気配などを周囲に悟られてしまうことは、猫にとって死活問題なのです。猫が毛づくろいをするのも臭い消しの意味合いもあるのです。

ではなぜ猫が臭いように感じるのか…それは猫の排泄物は非常に臭いからなんです!猫はもともと砂漠地帯発祥の生き物。水分の無い土地で発達するためには、少ない水量でも生きられる体でなくてはなりません。そのため水を飲む量が少なく、さまざまなものが濃縮された濃いおしっこをするのです。猫のおしっこが強烈な臭いを放つのはそうした猫の特性からなのです。

我が家では猫のトイレは人間のトイレと同じ場所に置いています。(大1つ、小2つの合計3つ)以前はシステムトイレでしたが、現在は掃除の手間が楽でコストも低いシンプルな猫トイレを使っています。猫がうんちをしても、トイレ内なので他の部屋に影響はありません。また、人間がトイレに立つたびに猫のトイレを掃除できるメリットもあります。

猫のいる家に「臭いのキツイもの」は絶対ダメ!!

「じゃあ、臭いには匂いで、香りの強い芳香剤を置くのが一番いいのでは?」と思われた方もいるかもしれません。しかし、猫にとって香りの強い芳香剤やアロマなどは不快なものです。犬よりは劣るとはいえ、猫の嗅覚は人間よりずっと優れています。人が感じるよりも強く、猫たちはニオイを感じ取っています。また、香料に含まれている成分(アロマエッセンスなど天然のものも同様)は、猫にとって命取りにもなります。アロマエッセンスの成分を吸い込むことで、死亡した例もあるほどです。(特に体の小さな生き物、インコなどは1回のアロマ吸引での死亡例もあります)天然だから、オーガニックはいいというのは人間の思い込みで、猫にとって香料は有害です。

アロマは猫にとって毒…アロマテラピーで猫が死に至る危険性も…

人間にとってはストレス解消やリラックスにとても有効で、流行っている印象のある「アロマテラピー」ですが、生き物を飼っている家ではおすすめできません。特に猫は肉食動物であることから、植物系の成分を消化できる機能を持ち合わせていません。例えばラベンダー等の植物から抽出された成分を、猫が体内に取り込んだ場合、死に至ることもあります。今日明日突然死することはなかったとしても、継続的に猫がアロマ吸引をする環境では、ある日突然死亡したり病気を発症したりする例もあります。

私も以前はこのことを知らずにアロマキャンドルを炊いたり、インドのお香を炊いてみたりしたことがあります。香料が猫にとって有害だということを知ってからは、柔軟剤もなるべくニオイの弱いものを選んでいます。香水並みに香料がガンガン入っている柔軟剤が流行って、「柔軟剤テロ」という言葉も生まれましたね。あれは人間より鼻が利くペットには苦痛でしかないでしょう。またトイレの芳香剤は無香料のもの(一部微香性のもの)に変えました。

<参考>柔軟仕上げ剤の香りの強さの目安一覧

柔軟剤の香りの強さのレベル表(リンク:花王ホームページより)を下記に貼っておきました。あなたのお家でお使いのものはあるでしょうか?全く同じ商品でなくても、競合している商品のニオイレベル感は同じですので、だいたいイメージが掴めると思います。ニオイの感じ方には個人差もありますが、購入検討の際の参考になるかと思います。

花王:柔軟剤香りの強さ一覧表

花王 | 製品Q&A | 【選び方】柔軟仕上げ剤の香りの強さの目安一覧
『【選び方】柔軟仕上げ剤の香りの強さの目安一覧』についての回答を紹介しています。

猫も人間も快適に暮らすにはどうしたらよいか

私は3匹の猫とマンションで暮らしています。たまにウチに遊びにきた方には「猫がいるニオイはしないね」と驚かれます。猫を飼っていない人が猫飼いの家へ行くと少なからず「なんか臭い…」という経験をしたことがあるから、このような発言がでるんだろうなと私は思っています。かく言う私も「猫のおしっこのニオイがしみついた猫飼いさんの家」を何度か経験したことがあります。ニオイって次第に慣れてしまうから、そこに長くいる人は麻痺して気づかないのです。気づかないならいいという考えもあるかもしれないけれど、できることなら快適に暮らしたいと思うのです。猫にとっても、人にとっても。私は猫は大好きだけど、猫のおしっこのニオイは好きではないし、猫を汚いとは思わないけど、本当はかなり汚いのだろうなと思っています。そんな理由から私が「猫を飼っている家だから臭い、汚いけど当たり前」とならないために試したものの一部を紹介します。使ってみてよかったものもイマイチ?と感じたものも、理由とともに載せました。

<注意書き>

ここで私が使用しているものは、あくまで我が家の消臭と衛生に役立てているものであり、完全にペットへの安全性が確認され推奨されているものではありません。

私は個人の感覚で「この商品ならば猫がいる家庭でも使用に耐えうると考えて」使っております。ご使用の際は飼い主さんがペットに十分に目を行き届かせつつ、ご自身の責任において利用をお願いいたします。

いろいろ試してみた!「ペットのお世話に必要なグッズたち」を画像付きでレビュー

 100円均一商品の「ペットの消臭剤」スプレー(キャンドゥ)

これはトイレの猫砂に吹きかけるものを探していて、「100円均一のキャンドゥ」で試しに購入。よくみたら「植物抽出物消臭剤」って書いてありました。フラボノイドって言うのがそれかな…?使用感は無いよりましかくらいな感じです。ほんのりこの商品自体に香りがあります。猫の体にもよくないのでは?と思ったので今は使用しておりません。(こちらは韓国製)

 100円均一商品の「ペットの消臭剤」スプレー(ダイソー)

上の商品と同じく100円均一で見つけたペット用の消臭スプレー。こちらはダイソーですが、大きく「日本製」であることを打ち出し、なおかつ「ペットがなめても安心安全!」と言い切っています。消費者は書いてあることをある程度信用するしかないし、表示するということは一定の責任感を見せているということで、キャンドゥのペット用消臭スプレーより、ダイソーの方が数歩リードしている模様。また実際の使用感(香り、スプレーボトルの使いやすさ)も、この商品の方が上だと感じます。

 バイオウィルクリア 

これもトイレの猫砂にかけて使用してみました。この「バイオウィルクリア」は3月末に行ったペット業界の展示会「インターペット」のイベント会場でサンプルとしていただいたもの。吹きかけたあとはほぼ無臭。液体の臭い自体は若干薬品のような感じだが、気にならない程度。(匂いに甘さがない分、効き目がありそうなイメージ)これはなかなか良いのですが、お値段が高い…続けられないと意味がないですよね。

アルコール除菌スプレー 

低コストなのがこれ。いわゆる「アルコール除菌」スプレー。どこでも手に入るし、食器などにかかっても大丈夫。猫にアルコールはどうかなと思うのですが、猫砂に吹きかけてかき混ぜて使うので、すぐに成分は蒸発してしまう。その後の匂いも特になし。アクリル製プラスチックには使用不可ということですが、とりあえずうちのトイレは大丈夫なようす。しかしやはり「トイレのニオイ自体」は消えないように感じる。除菌はできているのだと思いたいところ。(現在は使っていない)

 重曹パウダー

昔ながらのお掃除グッズ、重曹。これはたまにキッチンペーパーを濡らした上にふりかけて汚れた箇所を拭いたりしている。(猫が床にスリスリするし、たまに舐めたりもするので、できれば極力化学系の薬品は使いたくない…)

トイレスタンプ(スクラビングバブル)

強い香りの消臭剤(消臭力とかファブリーズとか)は使用しなくなったので、代わりに便器内にくっつけて掃除してくれるスタンプを使用中。猫は便器のふたが空いているとのぞきこみます。下手するとその水を飲んだりします。危険なので便器のふたは必ず閉めるのが鉄則。

ビーズ消臭剤(微香空間/小林製薬)

ビーズ型の消臭剤をトイレ内と玄関に置いている。完全に無香料のものを使っていたが、どうも消臭できているかわからないので(人間の感覚的に)、微香のものに切り替えた。そんなに匂いも強くなく、ほのかなせっけんの香りでトイレの臭いは気にならない。いまのところこれに落ち着いていて様子見。

卓上用アルコール除菌剤(カビキラー)

これは消臭剤ではないが、上部を押すとワンプッシュで適量のアルコール除菌剤が出て食卓や机等を手軽に拭けるすぐれもの。「カビキラー」ブランドだが、あの塩素系の洗剤ではない。どうしても猫が食卓に上がってしまうので、ご飯を食べる前にはこれで一拭き。

マーキング防止消臭クリーナー(テトラジャパン)

いわゆるペット用に開発されている商品。これは以前パンナがうちに来たばかりの頃、やたら粗相をした時期があり、その際に購入しました。ソファやホットカーペット本体などに結構やられたので やたら吹きかけては拭いていました。今は落ち着いてそんなこともなくなったので、使わなくなりました。

700mlという大容量で匂いはいわゆる外国製っぽい…(わりといろんなところに売ってますが輸入品です)好みがあるとは思うけど私はあまり好きじゃない香り。成分をみたらレモングラスにシナモン…?そう言われるとなんか確かにそんな匂いがする。とにかくマーキング防止用なので「犬猫が苦手なニオイ」にしているのだと思います。

森の恵み(お掃除用)/ユニチャームペット

これもペット用に開発されている商品。実は去年(2017)のインターペットでサンプルとして現品をいただいたもの。主に猫が吐いたときの処理で床拭き用に使っています。これはノンアルコール、香りもほのかで私はわりと好きな感じ。拭く際にふわりと香る程度で、その後は匂いません。スプレーボトルがとても秀逸。スプレーボトルってダメなやつはハンドルが壊れたり、握るのにコツが要ったり、底に液体が残って最後まで使いきれないものがあるのですが…

これはとても使いやすい容器。成分は植物由来なのですが、トドマツから抽出したエキスということで安全性が高いとうたっています。消費者としてはメーカーが言っていることをある程度信用して買うしかないのですが、この商品はわりと使い勝手もよいのでなくなったら購入して使おうと思います。

デオクリーン 除菌お掃除スプレー 本体 300ml

デオクリーン 除菌お掃除スプレー 本体 300ml

デオクリーン 除菌お掃除スプレー 詰替 280ml

デオクリーン 除菌お掃除スプレー 詰替 280ml

タイトルとURLをコピーしました