「猫の目の病気」の発症から完治までの経過
2024年3月末、我が家の猫の目が病気になりました。「ホルネル症候群」かなと疑ったのですがネットで調べてもあまり同様の症例が出てこなかったので、どなたかの参考になればいいなと思い書いています。
1、発症
猫の目の病気に気づいたきっかけ
2024年3月28日(木)の夜、ふと猫の顔を見ると左目(片方のみ)がちゃんと開いていないことに気づきました。昼間はなんともなかったのに、他の猫に引っ掻かれでもしたのか?と思いましたが、特に外傷はなく痛がっている様子はありません。
症状としては目の膜が閉じて覆っているような感じで、目ヤニが出たりしてはいませんでした。ただ涙が出て違和感を感じているように見えました。
ネットで調べたらこれは「ホルネル症候群」かも?
ネットで症状を検索すると猫の目の上に被さる覆いのような膜は「瞬膜」というものだとわかります。猫のこの瞬膜、被っているときは白目を剥いているように見えるのも特徴。うちの猫もどうやらこの瞬膜に何か異常があるのだろうという検討だけはつきました。
片目だけ症状が出ているということから「ホルネル症候群」という病気かもしれないと思いました。ホルネル症候群については原因がよくわかっておらず、長患いになる可能性があるということ
翌日は仕事で手が離せず経過を見つつ翌々日、動物病院を予約。
2、動物病院にて(1回目)
かかりつけの動物病院を受診
獣医さんへ症状を話し「ホルネル症候群」を疑っていることも伝える。眼科検査(薬剤を投与して光を当て、猫の瞳に傷があるかないかを調べるもの)をした結果、目に外傷は見当たらないとのことで一安心。目薬がなくなったら経過を見せてくださいとのことで後日通院することになりました。病名は断定されなかったが目が腫れているとのことで点眼薬と飲み薬をもらって帰宅。
3月30日の様子。左目(片方)のみ、ちゃんと開いていません。
翌4月1日のようす。いただいた薬を使用し始めました。さすがに一晩では様子に変化はありません。
3、経過観察
猫に目薬を刺すのは一苦労
1日2回の飲み薬と1日3回の点眼が課せられました。飲み薬はもちろんちゅーるに混ぜて。これは猫にバレないので結構喜んで食べてくれます。この子は普段フードもおやつも選り好みする猫なのですがちゅーる+お薬は問題ありません。
ただし問題は目薬!とにかく嫌がる!!追っかけて無理やり目薬を刺すのが心苦しくて辛くなる飼い主ですが、ここで心折れてはいけません。とにかく治るまで猫も飼い主も頑張らなくてはいけませんね。
発症から1週間が経過した4月5日のようす。まだ変化はみられないようです。
投薬から1週間が経過しようという4月6日のようす。もしや少し良くなってきたかな?
4月8日のようす。初日よりはだいぶいいような気がしてきます。
4月11日のようす。だいぶお薬が効いてきたかな。
4、動物病院にて(2回目)
抗生物質が効きました
2週間後、処方された目薬がなくなり経過を見てもらいに再来院しました。前回は女医さんでしたがこの日は院長先生が診てくださりました。僕の見立てでは抗生剤が効くと思うのでということで目薬に抗生剤を入れたパワーアップ版を処方されて帰宅。まだ猫に目薬を刺す生活が続くのか…と少しどんよりしつつ、早く治ってくれることを願って頑張ろうと決意。
4月14日。目薬2本目に突入。前のものに抗生剤を入れたパワーアップ版です。
4月20日。まだ左目だけ瞳孔が小さく違和感を感じますが、瞬膜が飛び出ているような様子はなくなりました。
4月23日。発症から3週間を過ぎました。まだ目に左右差がありますが、ちゃんと開いています。
5、完治
完治までに約1ヶ月
猫の目の病気が発症してから完治するまでに約1ヶ月程度かかりました。目薬は同じもの2本(レボフロキサシン、2本目は+抗生剤入り)を使い切りました。ホルネル症候群だともっと長引くこともあるようですし、再発する場合もあるらしいです。
まだ今後のことはわかりませんがひとまずこれで完治してよかったと思います。猫ちゃんもよく頑張りました!
4月28日。発症から4週間を過ぎました。ほとんど症状が見られなくなりました。キレイなお目目に戻ってよかったね。
6、猫の目の病気その後
現在はすっかりもとどおりに
5月にはすっかり目も開くようになり、その後特に再発もなく(2024年7月現在)目の病気になったことも忘れて過ごせています。猫自身も気にする様子はなくいたって元気です。猫の目の病気を予防することは難しくいつ何時また罹らないとも限りませんが、これからも注意深く見守っていきたいと思います。
同じような症状になり困ってここへ辿り着いた方へ、何かお役に立てれば幸いです。まずはおちついて動物病院を受診されてください。1日も早く猫ちゃんの目が完治しますように。